読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

アーユルヴェーダの食事 ~体質や体調にあわせた食事よりも大切なこと~

アーユルヴェーダ

こんにちは。アーユルヴェーダ塾 ジュニャーナの塾長です。

 

アーユルヴェーダの食事というと「体質や体調にあわせた食事」や「消化力をあげる食事」について注目されがち。「ピッタ体質には甘いモノを摂るとよい」「カパ体質は脂っこいモノはダメ」とかね。。これを気にしすぎて「私はピッタだから甘いモノを食べても平気」「私はカパだから揚げ物は食べない」「消化力をアップさせるために生姜やスパイスを食べてます」などと言う方がいる。

 

 体質や体調に合わせた食事をすることは間違えではないけれど、ピッタ体質でも甘いものを多く摂ればカパが悪化する。カパ体質でも油を摂らなければヴァータが悪化する。いくら消化力をアップさせるからといって辛いモノを食べてばかりいればピッタが悪化して胃が荒れたり下痢をする。

 

それから、消化に良いものばかりを食べている人も多い。女子が大好きなサラダや豆類は消化にもいいし健康的だと思われている。アーユルヴェーダ的にいえば、消化によいものは軽性なので摂りすぎるとヴァータを悪化させる。ヴァータの悪化は一番病気を引き起こすから消化にいいものばかり摂るのがいいわけでもない。

 

となると「塾長、何を食べたらよいかわからないよー(T T)」って言われる。前に書いた「適量」や「消化力」なども含めると食事というのはすごい難しい。でも、食べ物が人の体を作っている以上、人は食べなければならない。

 

じゃ、何を食べたらよいのか?

 

それは・・・

 

「なんでも食べること!」 

 

だす(・`∀´・)

 

まずは自分の「消化力にあった適量」を食べること。

そして、現代的にいえば栄養バランスや総カロリー。自分の仕事やライフスタイルも考慮してね。

それから、アーユルヴェーダ的にいえば、6味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)をバランスよく食べる。ひとつの味に偏るとドーシャのバランスが崩れるからいろんな味を食べる。

性質も考慮する。消化によい軽性なものも必要だけど重性も必要。軽性なモノばかり食べるとヴァータが悪化するので重性のモノも食べる。重性のモノで代表的なものはお肉やお魚。

余談だけど、お肉やお魚で勘違いしている方が多い。インド人は宗教的に菜食主義者が多いので、アーユルヴェーダもお肉などを禁止している、と思っている人がいるんだけど、アーユルヴェーダはお肉、お魚は食べてはダメ!なんて言っていない。むしろ病気の時は「滋養をつけるためにお肉のスープを飲みなさい」と言っているし、健康な時もお肉食べてもいいよと言っている。ただ、お肉やお魚のように重性のものは、消化に時間がかかるから適量を考慮して食べなさいとしている。それが間違えて伝わりアーユルヴェーダ=(イコール)肉はダメって伝わっている。。

 

チャラカサンヒターにはこのように書かれている。

消化重性の食物であれば、満腹の3/4あるいは半分のところでやめるよう指示する。消化軽性のものであっても、食べ過ぎるのは消化の火の理に合わない。

                      (チャラカサンヒター 1巻5章7)

 

じゃ「アーユルヴェーダの体質や体調にあった食事ってなんなのー?」と言われるかもしれない。まずはバランスよくなんでも食べる。それでもなにか不調があった時に、その不調はどのドーシャが悪化して不調を起こしているのかを見極め、そのドーシャを鎮静させる食べ物を食べる。でも、悪化したドーシャを鎮静させるモノばかり食べていると、ちがうドーシャが悪化するから、自分の体をみながら、いつまでそれを食べたらいいか考える。つまり「自分が今どうい状態で、体は何を必要としている」を知ることが大切。

 

でもさー、そもそもバランスよくなんでも食べ、過食をせず適度な量を食べていれば病気なんてしないと思わない??「体質や体調に合わせた食事」や「消化力をあげる食事」に飛びつく前に、まずは「適量をバランスよく食べているか」ちゃんと自分を見つめ直すことが大切って思わない?

 

お肉、お魚、野菜、果物、海藻、甘いものも、辛いものナドナド・・・好き嫌いせずになんでも食べてるかい?

 

              f:id:ayurvedacramshooljunana:20161022120744j:plain