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アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

体にいいものを食べても病気になる

アーユルヴェーダ

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

アーユルヴェーダを教えていると健康や食にこだわりをもつ人によく出会う。「健康のために野菜は国産の有機野菜で調味料はオーガニックのものを取り揃えています!スパイスもたくさん持っています!」って自信満々で教えてくれる。

それから、こだわりのある方からは「塾長はどんな食事をされていますか?」とこれまたよく聞かれる。アーユルヴェーダを教えているぐらいだから相当なこだわりをもって健康的な食事をしていると思われるらしい。

残念ながら塾長はごくごく普通。むしろ無頓着。

有機野菜とかオーガニックがどうとか気にしない。食材は近所のイトーヨーカドーで買っている。あえていうなら、旬の野菜や魚を選んではいるけど。アーユルヴェーダでも旬の物を食べるのはよいとされているし、旬の物は美味しいし栄養も豊富。それになんてたって家計に優しい。

安いといえば福島県産でも普通に食べる。放射性物質がどうとか言う方もいるけど気にしない。体力も時間も技術も知識もないのでボランテイアなどできないので、福島県産を買って食べることで福島の方々や被災地に少しでもお役にたてるならそれでよいと思っている。福島県産を食べて病気が発症するのであれば、毎日食べているわけでもないし病気を発症する頃には違う病気になっているか死んでるわい!と思っているので気にしない。高い食材を買って家計を圧迫する方がよっぽどストレス。しょっちゅうではないけど、ジャンクフードもスナック菓子も食べる。甘い物も好き。昨日は生クリームとイチゴジャムたっぷりのワッフルをたべて大満足。むしろそういうのが好き、ってことをお話をすると、こだわりのある方は「塾長、信じられない(゚д゚)!」って顔をする。

そんな無頓着でもここ10年近く風邪をひいていない。インフルエンザは生まれてこの方かかったことがない、というのがプチ自慢でもある。体重も痩せもしないけど太りもしない。40歳を超えているので、それなりに疲れたりするけど病気っていう病気はとくにない。

 

健康に気を使い、食にこだわっているのにそれでも病気になる人が世の中にはいる。あれこれ食生活に気を使って食べたいものを我慢して過ごしてきたのになんで病気になるのか、と嘆く方がいる。逆に、塾長のように無頓着で好きなもの食べたいものを食べているのに病気にならない人もいる。

チャラカ・サンヒターにこの点に関してこんな説明をしている。

よい食物だけを摂取している人々には、食物を原因とするような病気は起こらない。しかし、またよい食物を摂っているというだけですべての病気の心配がなくなるというわけでもない。なぜなら、悪い食物を食べることがなくても、他にも病気の原因があるからである。

例えば、季節を誤ること、判断力の誤り、あるいは自分の心身になじまない音、皮膚感触、色、味、香との接触など。これらも病気の原因である。たとえ食物のよいところを摂取しても人を病気におとしいれる・・・

                    (チャラカ・サンヒター 第1巻28章7)

健康によい食物を食べることに超したことはないけど、病気の原因はその他にもたくさんあるよ、と教えている。

アーユルヴェーダはドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カパ)がバランスを崩すことで病気になると考える。その理屈で考えると健康によくないとされる食物でもドーシャのバランスを崩さなければ別に問題ないのである。健康によい食物でもドーシャのバランスを崩すものもある。体によいされているものは消化のよいものが多い。消化によいものは軽性である。軽性のもはヴァータを増やす。ヴァータが増えると多くの病気にかかりやすくなり重症化しやすい。それから、感覚器官の使い方を間違えることでドーシャのバランスを崩す。

その他にも場所や季節、食べ合わせ、食物の力、量を誤ること、肥りすぎ、痩せすぎ、肉や血液や骨が十分についていない場合、体力がない、不適当な食物で身体が形成されている場合、栄養が十分に行き渡っていない場合、精神力が不足している場合も病気に抵抗できないとされている。

 

それから、アーユルヴェーダのおもしろいところは、知恵の欠陥よって欲や無知に食物を摂取することはよくないとされていて、判断力の誤りや精神力の不足で病気になると考えるとこ。

巷で流行っている健康食品に飛びつく日本人は多い。それが日本人の自分の体質や日本の季節にあっているのか、そもそもその健康食品を食べる必要が自分にあるのか・・・なんてことを考えもせずに飛びつく。これこそ判断力の誤りだね。正しく判断するには知恵や知識が必要。

それから「こだわりすぎること(執着)」は病気の原因になる。人が何を食べているのかが気になったり、自分はこんなに体にいいものをたべているのに、塾長ったらジャンクフードなんて食べて信じられない、なんて思うことも病気の原因。あと食べたいのに無理に我慢するのもよくない。我慢はストレスがたまる。執着、人と自分を比べること我慢もドーシャが乱れることなのだ。

 

ドーシャが乱れることが病気の原因となるのであれば、どうやってドーシャを乱さないようにすればよいのか?方法の一つとしてはあれこれ気にしないことである。

 

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