アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

アーユルヴェーダで病気は治らない!?

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

アーユルヴェーダに限らず、日本では伝統医学を現代医学では治せない病気の「最後の砦」として考えている人が少なからずいる。

アーユルヴェーダや伝統医学信奉者にはぶん殴られるかもしれないけど正直に言おう。

 

「こじれてしまった病気」は伝統医学では治せません!

 

例えば、風邪を引きそうなだな、会社を休むほどじゃないけどなんかダルいなぁ、って時に栄養のあるものを食べ、葛根湯を飲んで、さっさと寝れば翌日には良くなっている場合は多い。

けれど、高熱がバンバン出てて喉も腫れ、節々が痛くて、ご飯も食べられない、身動きも出来な状態なのに葛根湯をチマチマ飲んでても治らない。さっさと近所の病院へ行っって抗生物質でももらってきなさーい、っと声を出して言いたい。

 

現代医学の治療ができない程にこじれてしまった病気を伝統医学で治そうってのは無理がある。そんなことができたら現代医学なんていらない。みんな伝統医学で治療すればいい、ってことでしょ。

チャラカサンヒターにも病気には治る病気と治らない病気もある、ってハッキリ言っている(チャラカサンヒターの時代には治せなくても現代医学で治せる病気もあるケド)アーユルヴェーダや伝統医学は万能ではない。もちろん現代医学も万能ではない。医学は完璧ではないからね。

なんでアーユルヴェーダや伝統医学を「最後の砦」と信じる人がいるかというと、アーユルヴェーダや伝統医学をとりいれたら劇的に症状が軽くなったり、QOLが向上する場合や治る場合もあることにはある。それをアーユルヴェーダや伝統医学のおかげ!と宗教のように信じてしまい拡散する人がいる。それは絶対にやめて欲しい。今まで続けてきた治療の効果がたまたま伝統医学を取り入れ出した頃から出てくる場合もあるし、たまたまその人にアーユルヴェーダや伝統医学があっただけで、病気や体質はみんなちがうのだからみんなおんなじことがあてはまるわけではない。

特に今の日本ではアーユルヴェーダの本格的な治療を受けることはできない。アーユルヴェーダの治療を取り入れている病院もあるにはあるけど全国の人が地理的な面や経済的な面で気軽に受けれるわけではないし、日本の医師免許をもったドクター=(イコール)アーユルヴェーダドクターというわけではないし日本ではできない治療もたくさんある。

 

現代医学は現在ある病気を治療したり症状を鎮静化することがメインだけれども、アーユルヴェーダや伝統医学は現代医学と同じ側面もあるけれどメインは「病気にならなための身体をつくる」こと。特にアーユルヴェーダは身体だけはなく病気にならないための「精神(心)」も重要視していること。「心」が変わると行動がかわる。行動がかわると「身体」も変わる。たとえ病気になってしまったとしても、アーユルヴェーダの治療が受けられなくても「精神(心)」をかえることは誰でもできる。むしろ、「精神(心)」の治療は自分にしかできない。それからアーユルヴェーダでは「なぜ病気になるのか」ということも教えてくれる。それらを学び自分を振り返り、自分の心もみつめることもできたら、もしかしたら何かが変わるかもしれない。

 

病気の治療としてアーユルヴェーダを取り入れるのであれば、よく現代医学の先生と相談すること。そして信頼できるアーユルヴェーダドクターをさがして欲しい。日本人のアーユルヴェーダドクターもいるからね。全国のアーユルヴェーダセラピストのみなさんには申し訳ないけど、セラピストはドクターではないからくれぐれも相談をする人を間違えないようにね。ご存知だと思うけど、塾長もドクターではありませんので病気の相談はできませんのであしからず~( ´・ω・`)ノ~

 

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