アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

アーユルヴェーダを理解するには努力と根性!?

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

アーユルヴェーダを学びたい、という方に「なぜアーユルヴェーダを勉強しようと思ったの?」と質問すると「アーユルヴェーダの単発の講座に行ったけどよくわからなかったから」「アーユルヴェーダのスクールに通ったけど、わかったような、わからないよう感じでモヤモヤする」「今、アーユルヴェーダを勉強しているけど何をやっているかさっぱりわからない」というような声をよく聞く。

 

残念ながらアーユルヴェーダは「医学」なので単発の講座や短い期間勉強しても理解することはできない。現代医学だってセミナーや学会に行ったからって医学をすべて理解し病気が治るわけではない。医学用語の知識も必要だし体の仕組みや病気や薬の知識があってこそ理解できる。

 

特にアーユルヴェーダは私たち日本人が持っていないインドの文化や考え方が多く含まれている。言葉も私たちが使わない言葉もたくさんでてくる。その言葉の意味や身体にどう関係するのかを知っていなければ理解できない。

 

近頃「アーユルヴェーダって何?」「アーユルヴェーダって何をするの?」という疑問の答えをその場ですぐに答えを求めたがる人が多い。はっきり言ってそれは無理。例えば「アーユルヴェーダはドーシャをバランスさせて・・・」なんて説明をすれば「ドーシャって何?」って話になる。「ドーシャっての体のなかに流れているエネルギーで、ヴァータ・ピッタ・カパがあって、どうたらこうたら・・・」という話になるし。ドーシャを詳しく説明するにはインド哲学も必要になる。「アーユルヴェーダの究極の目的は「解脱」です」といえば「解脱って何」ってことになる。そうなると宗教観の話もしなくてはならない。その人の知識レベルによってもかわるけど一言でなんて説明できるものではない。

 

アーユルヴェーダを理解したければ、幅広い知識が必要になってくる。勉強がはっきり言って必要!アーユルヴェーダに限らずサンスクリット、ヨーガもインド哲学もそう。インドモノは一日では理解できないし一言で言い表すこともできない。

 

「じゃ、どれぐらい勉強すれば理解できるのか?」と聞きたい人もいるよね。

愕然とするかもしれないが「一生勉強」としか言えない。本気でアーユルヴェーダサンスクリット、ヨーガや哲学を勉強している人に聞いてみると多分同じことを言うと思う。何十年と研究している大学の教授レベルの人でも「完全に理解できていない。まだまだ勉強中」って平気でいう。

 

アーユルヴェーダの元祖教科書のチャラカサンヒターにはこう書いてある。

アーユルヴェーダはこの宇宙を作った最高の神が作った。知識が乏しい人間ではとても理解ができない」とある。私達のような普通の人間の頭レベルではとうてい理解しきれないものなのだ。

 

先日、師匠に「アーユルヴェーダサンスクリットも哲学も一生かかっても理解するのは私の頭では無理!」と弱音を吐いたところ師匠から「勉強し続ければ来世は今世で勉強が終わった所からスタートするから努力し続けろ」とよくわからない慰めの言葉をもらった。それぐらい気が長い話なのだ。

 

でも、理解しょうと努力し続けることで、わからなかったことが少しずつわかってきて楽しくなる(全然わからない時もあるけどね)はっきり言って、講座で講師の話をただ聞いてるだけでは理解できない。自分から知識を積極的に求めないことには知識はやってこない。ホント努力が必要。

 

ヨーガも最初はできないポーズがあったり、インストラクターのようにしなやかな動きはできない。たまにヨガスタジオで体を動かしているだけでは何も変化しない。でも、毎日毎日、家でもコツコツと続けていれば身体が変化してくる。気が付けばできなかったポーズができるようになっていたりする。

 

続けることは根性がいる。できない日もある、やりたくない日もある、体調が悪い日もある。できない日は無理はしてはいけない。無理をすると続けられない。途中でお休みがはいってもいいと思う。でも、途中間が空いても細々でもいいから続けて投げ出さないことが大切。

 

続けていると必ずやアーユルヴェーダやインドモノは何かを与えてくれる。ヨーガなら柔軟な身体かもしれない、ストレスの解消かもしれない、アーユルヴェーダなら健康な身体かもしれない。直接的なことじゃないかもしれない。変化は人によってちがう。塾長なんてただの事務のおばちゃんだったのが、仕事をやめてアーユルヴェーダや好きなインドの話をペラペラとしゃっべっているだけなのに、ありがたいことにお金をもらっている。それも大きな変化だ。

 

逆に努力と続ける根性がなければ何も変化しない。勘違いしている人も多いがアーユルヴェーダの講座に行ったから人生が変わるわけではない。健康になるわけでもない。努力して続ける根性があった人だけに変化が与えられる。

 

でも、これってアーユルヴェーダにしろインドモノだけに限らない。仕事だって同じ。健康だってなんだって同じ。入社したての頃は何もわからないけど、毎日、努力して続けることで、いろんな会社のことや仕事のことがわかってくる。健康も一日だけ健康的に暮らしても健康にはならない。毎日の食事や生活習慣に気を付ける努力をし継続していくことで健康になる。

 

今、アーユルヴェーダやヨーガ、サンスクリット、哲学などを学んでいて「わからない!」って苦しんでいる方、そして、インドモノ以外のことで苦しんでいる方、苦しんだ先に何かがあるからあきらめず投げ出さずにがんばって続けていって欲しいと願っている。

 

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