アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

仕事について考える 〜その4〜

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

ダルマには「役割」という意味がある。

私達は何かしらの「役割」があり、それを一生懸命に果たすことが解脱の道であるといわれる。

 

インドでは身分や職業が生まれたときから決まっている。身分や職業の違いで不平不満がでないように自分の「役割」を果たすことで解脱、つまり最高の幸せを手に入れられるよ、とすることでうまく人々を掌握しているのだ。

 

では、日本人の私達に置き換えるとどうなるのか。

子供としての役割、親としての役割、会社での役割、親族間での役割、社会での役割、友達同士での役割...考えると一人で何役もの役割がある。みなさんも様々な役割をもっているのではないだろうか。

 

ヒンドゥー教聖典「ヴァガヴァッド・ギーター」では「幸と不幸、損と得、勝ち負けにこだわらず、ただ自分の役割を果たせ」という。それがダルマだという。

私たちは何かするときについついいろんなことを考えてしまう。「これをやったら褒められるかな?」「出世するかな?」「認められるかな?」「子供がいい学校に入ってくれるかな?」・・・などと結果を考えて行動してしまう。

そして、思うような結果が得られないと怒ったり、悲しんだりする。

この前も書いたが、怒りや悲しみはアーユルヴェーダでは病気だ。

怒りや悲しみという病気に犯されないためには、結果ではなく、今、目の前にあることに無心になってやることで防げる。

 

最近、世の中は「好きなことだけやって生きていけ」的な風潮だが「ダルマ=好きなこと」ではない。

 

「やるべきことをやる」のがダルマだ。

 

仕事で悩みを抱えている人は多い。

好きな仕事じゃない、仕事がつまらない、人間関係がうまくいかない・・・など、様々な悩みがある。塾長も会社勤めしていたので、皆さんの仕事の悩みがよくわかる。

「役割」は好きなことだけではない。

やりたくないこともたくさんある。

「私がなんでやるのよ!アイツの仕事だろうがっ!」って腹が立つことあるかもしれない。

でも、とりあえず文句も愚痴も横においておいて、結果もおいておいて、無心になって「自分がやるべきこと」をやってみてほしい。

解脱できるかはわからないけど、損とか得とか好きとか嫌いとか、自分の仕事、アイツの仕事など考えず無心にやってみると、達成感、満足感が得られこともあるし、見てないようで他人が自分の頑張りを見ていてくれていることもあったりする。