アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

祈りと健康  ~その1~

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

皆さんは「初詣」には行かれただろうか。

 

アーユルヴェーダでは、病気を治す治療法の一つとして「神に依存する治療」というのがある。

祈祷

祈りを捧げること

神を信じること

聖典の学習

これらが、病気の治療法として考えられている。

言ってはおくが、神に頼ることだけで病気が治るわけではない。

きちんとした医者に診てもらう

正しい治療を受ける

良い行い

これらも同時に行わなければ病気は治らないので、神様、仏様頼みだけで病気を治そうとしてはならない。

 

特定の宗教を信仰している方は、ご自身の信仰している神や仏に祈りを捧げたらよい。

ただ、日本人の多くは特定の宗教がない方がほとんどであろう。

そういう方は、家の近くの神社や寺でもいい。

ご先祖様のお墓がある寺に行くことでもかまわない。

アーユルヴェーダだから、インドだからといってヒンドゥー教寺院に行く必要はない。

そもそも日本ではヒンドゥー教寺院は行くことが難しいし、仏教の仏様とヒンドゥー教の神様は繋がっている。

仏教はヒンドゥー教の前身であるバラモン教を否定しつつも繋がっている。

仏教の仏様はお寺に行きご本尊の由来などを知るとインドにつながる。

そして、アーユルヴェーダにもつながることもある。

寺で行われる「護摩焚き」は、ヒンドゥー教の「ホーマ」という火の中に供物を投じる儀式から由来している。

「ホーマ」は祭壇に火をおこしてその中にギーや祭餅などを投げ込むことである。

これは「火の神様」を通じて天界の神々に供物をささげることを意味する。

その「火の神様」のお名前はずばり「アグニ」

アーユルヴェーダで「アグニ」といえば「消化力・代謝力」を意味する言葉だ。

火の神様「アグニ」は火の中にくべられた供物を神々に届ける役目をする。

アーユルヴェーダのいう「アグニ」は食べ物を燃やして(消化)、食べ物の栄養を私たちの身体に行き渡るようにしてくれる。

神様の「アグニ」とアーユルヴェーダの「アグニ」、なんか似ていないか?

もっというと、「アグニ」はバラモン教の土台となっているヴェーダの神様の中では、とてもパワーがあって重要な神様の中の一人だ。

その火の神様の名前をわざわざ消化力・代謝力である「アグニ」という医学用語に使っているのは意味がある。

アーユルヴェーダでいう「アグニ」は「私たちの体を作り、体を維持するのにとっても重要なもの」であり「パワー」があるものなのだ。

インドの神様を知るとアーユルヴェーダをより理解できる。

日本でアーユルヴェーダを学ぶと宗教的要素を大人の事情ではぶかれてしまうことが多々あるのだが、アーユルヴェーダにしろ、ヨガにしろ哲学にしろ、占星術にしろ、インドのことを本気で勉強しようと思ったら神様のことは切っても切り離せない。

 

また、チャラカ・サンヒターには、やらなければならない「良い行い」というのがあり、その中の一つに「アグニを崇拝せよ」とある。

アグニは仏教の神様になると「火天」となるが、残念ながら日本ではあまりメジャー(仏様にメジャーとか言っていいのかわからないが・・・)ではないので「護摩焚き」へ行ってみるのはどうだろうか。

護摩焚き」の火をみたり(目を痛めるから直視しないでね)、火を感じたりすることでアーユルヴェーダのいう「アグニ」を理解するヒントが見えてくるかもしれない。

 

その他にもアーユルヴェーダの神様といわれる「ダヌヴァンタリ」は、日本に伝わると医薬の仏様の「薬師如来」となる。

薬師如来」はメジャー(?)なので、全国各地の有名な大きなお寺から小さい地元密着型のお寺にもいらしゃる身近な仏様だ。

病気にお悩みの方はもちろん、アーユルヴェーダを勉強されている方はアーユルヴェーダの神様に新年のご挨拶にいかれるのはどうだろうか。

薬師如来様がいらっしゃるお寺を知るには「薬師如来 神奈川県(お住まいの地域)」で検索するとヒットする。

 ちなみに、偶然なのか必然なのかわからないが、塾長のご先祖様の墓があるお寺のご本尊は薬師如来様である。

墓を守っている関係上、墓参りには頻繁に行くので、行くたびに薬師如来様にブログの読者の方々の健康、講座を受講の方々の健康、病気を抱えている方には治癒を祈らさせてもらっている。

 

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