アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

インドの光と闇『ザ・ホワイトタイガー』

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

久しぶりに映画の話。

疫病のせいで新作映画が少なかったり、

映画館がやってなかったりで寂しい限りだ。

特にインドの感染の大拡大でインド映画はしばらくは新作がでないと予想している。

てなわけで、映画は映画館で観る派だったがNetflixについに加入。

 

Netflixでしか観れない映画のご紹介なので加入していない方はごめんなさい。

 

今回、塾長がご紹介するのは、

2021年アカデミー賞脚色賞にノミネートされた

『ザ・ホワイトタイガー』

 

予告編はNetflixで⬇︎

https://www.netflix.com/jp/title/80202877

 

原作はインド人小説家でジャーナリストのアラヴィンド・アディガの『グローバリズム出づる処の殺人者より』

インドを舞台にはしているがイラン系アメリカ人監督の作品。

そのため、インド映画特有の歌ったり踊ったりの陽気さはゼロ。

出てくる人々はみんなロクでもない。

下位カーストの青年のサクセスストーリーだが、

下位カーストの少年のサクセスストーリーと言えば『スラムドッグミリオネア』もあるが、

こちらの映画とはまったくタイプが違う。

カースト、貧困、教育問題、貧富の差、女性差別、政治家への賄賂などインドの闇がてんこ盛りだ。

主人公ですらロクでもない方法で成功する。

インドではこのやり方も成功するには必要な手段なのかもしれないが、

正しい道ではないので主人公に対しても感情移入できないのだ。

観た後の心のモヤモヤもすごい。

インドにはこういう闇の部分がたくさんある。

インドを知るにはインドの闇を知るべきだと思う。

 

塾長はインドに興味が絶大にあるが手放しで『インド大好き』とは言えない。

なぜなら、光と闇の落差が激しすぎるからだ。

インドの闇は今に始まった事ではない。

仏教の開祖ブッダカーストを否定している。

原始仏教の仏典を読むとわかるが、

上位カーストバラモンに対して笑っちゃうぐらい嫌味満載にブッダは痛烈に批判している。

インドはデジタル技術もすごいしワクチンだって作れるぐらい進んでいる反面、

ブッダの時代と変わらない闇があるのがインドだ。

 

インドは今、新型コロナウィルスにより大変な状況になっている。

酸素を買うのももちろん、救急車に乗るにもお金がかかるそうだ。

テレビには映らない酸素も買えない、救急車にも乗れない人々がたくさんいるはずだ。

日本がインドへ無償支援をし人工呼吸器などを送った。

日本や世界からの支援がインドの多くの貧しい人々に届くことを祈るばかりだ。