アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

チャラカ・サンヒターを買うべきか?

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

 

「チャラカ・サンヒター」を買った方がよいですか?

という質問を度々頂戴することがある。

 

以前、ブログでアーユルヴェーダの勉強をするなら「チャラカ・サンヒター」を的なことを書いてしまったし、アーユルヴェーダの元祖テキストと書いているのでこれからアーユルヴェーダの勉強を始めようと思っている方は「チャラカ・サンヒターを買って読まないとアカンのか?」と思ってしまったかもしれない。

塾長の書き方が悪かったと思う。

ごめんなさい。

結論から言うとアーユルヴェーダの勉強をこれから始めようと思う方はいきなり「チャラカ・サンヒター」を買う必要はないです。

絶対に買う必要はない、ということではなく日本で手に入る「チャラカ・サンヒター」は高額なのでお金に超余裕があるのであれば買ってもかまわない。

ただ、スタートに「チャラカ・サンヒター」にお金をつぎ込むなら別のことにお金を使った方が良いと思う。

以前もブログに書いたが、アーユルヴェーダもヨガもそうだがインドのことを勉強するとなるとなにかとお金がかかる。無駄なく勉強をした方がいい。

なぜ慌てて買う必要がないかというと「チャラカ・サンヒター」はアーユルヴェーダの元祖テキストなので読むことは大変意味がある。ただし、読むのはかなり大変。
なぜなら「チャラカ・サンヒター」はインド古代の医学書であるから。
現代の医学書も医学の基本的な知識、医学用語等が理解できていないと読んでもチンプンカンプンであるのと同じ。
「チャラカ・サンヒター」もアーユルヴェーダのある程度の知識や用語が理解できていないとさっぱりわからない。知識ゼロの状態では少しハードルが高い。

 

さらには「チャラカ・サンヒター」はインドの古典でもある。

源氏物語徒然草などの日本の古典を原文を読むとなると古典の読み方の知識がある程度ないと読めない。
また、源氏物語徒然草の時代の時代背景や文化を知らないと理解が難しい。
それと同じ。

インドの古典も読むための知識や時代背景、インドの文化の理解が少し必要になる。

さらに言うと、インドの哲学的思考もふんだんに含まれている。
しかも、インド哲学をすでに知っていることが前提で書かれている。
例えば、因果論、輪廻思想、論理学、二元論、自然哲学・・・等々
そのため、ある程度のアーユルヴェーダの知識とインド哲学などの知識などの知識、文化的背景を知っていないとなかなか難しい。

 

そんなわけで、アーユルヴェーダの勉強をこれから始めるのであれば「チャラカ・サンヒター」を買って読み始めるより普通に本屋さんやネットなどで購入できるお手頃価格のアーユルヴェーダの入門書をまずは購入して読んでみよう。もしくは、基礎を学べるところで教えてもらおう。

勉強を始めてみたらアーユルヴェーダはちょっと自分とは合わない、と思うかもしれない。他に興味が移るかもしれない。

アーユルヴェーダでも食事とか技術的なことに興味がいくかもしれない。

「チャラカ・サンヒター」は食事のことも書いてあるが日本で作れるような食事のレシピがのっているわけでもない。

テクニック的なことが書かれているわけでもない。目指す方向によっては「チャラカ・サンヒター」を買う必要がないこともある。

ある程度知識がつき、もっと深くアーユルヴェーダを理解したい、と思ったり、

古典に興味があれば「チャラカ・サンヒター」にチャレンジしてもよい。

地域差もあると思うが、以前ブログで紹介した「インド医学概論 チャラカ・サンヒター」は図書館で借りれる場合ある。
小さい図書館では置いていない場合があると思うが大きめの図書館では貸し出ししている場合がある。

借りてみて買うメリットが自分にあるかないか判断したら良いと思う。

もちろん、購入していつか読破するという目標にすることも素敵だと思う。

 

それから、教えてもらう先生によっては古典は必要ない、という先生もいる。

それはそれで間違えではない。

 ヨガも「ヨーガ・スートラ」という元祖ヨガのテキストがある。

ヨガは6派哲学と言って6つの哲学の学派がありヨーガ学派というインド哲学の学派の一つでもある。

ちなみに「ヨーガ・スートラ」は「チャラカ・サンヒター」よりもっとわけがわからない。

分量としてはチャラカ・サンヒターよりかなり少ないのだが言葉が少ない分、わけがわからない。

でも、「ヨーガ・スートラ」を読んでいなくてもヨーガ学派を知らなくてもヨガはできる。

しかも、インド哲学は哲学と言いつつも解脱を目指す事が哲学である。

西洋哲学とは違う部分である。

ヨガは哲学的な難しい部分や解脱といった宗教的な部分を切り離すことによって受け入れやすくなり欧米や日本に広まり身近なものになった。

アーユルヴェーダも哲学や宗教とか小難しい部分を切り離しても十分実践できるし古典を読んでいなくても実践できる。

その方が日本人には受け入れやすいし生活に取り入れやすい。

 

えっー、すでに購入してしまったよー!という方は買ったからには、是非、アーユルヴェーダの知識を積み上げて少しでも読むことにチャレンジしてみて欲しい。

知識に無駄はないから。

 

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