アーユルヴェーダ塾ジュニャーナ塾長日記

アーユルヴェーダについて学ぶアーユルヴェーダ塾ジュニャーナを主催している「塾長」が古典書にもとづいたアーユルヴェーダのお話を日々綴っています。

あえて新しいことをやらない

こんにちは。アーユルヴェーダ塾ジュニャーナの塾長です。

8月の後半から急に涼しくなり雨も多かったせいか、なんだかやる気もでず、身体もダルくダラダラと過ごしてしまった。

頭を悩ませるような問題が起きているわけでもなく身体に痛い所があるわけでもないのだが、なんとなく心身ともに疲れている感じ。。この疲労感はなんなのだろうか?と考えてみた。

あらゆる物事には必ず「原因があり、結果がある」というのがインドの思想にはある。アーユルヴェーダにも取り入れられている。心身の不調には不調になる原因がある。その原因によって不調という結果が起きる。

不調の原因を取り除いたり、

不調になる原因を避ければ、

不調はなくなる。

不調にはならない。

というのがアーユルヴェーダの考え方だ。体調がイマイチの時は「なぜ今この不調がおきているのか?」と原因をさぐってみることで不調の改善につながる。みなさんも不調の時は不調の原因を探してみることをおススメする。

話はそれたが、アレコレ考えた結果、気候の変化、年齢によることもあるが、塾長のお疲れは「コロナ疲れ」という結論に至った。

思い返せば、新型コロナウイルスが日本で報道されるようになったのが昨年の1月中旬ぐらい。あれよあれよと4月の始めから1か月間緊急事態宣言。感染者が増えたり、減ったりしながら緊急事態宣言の発出、解除の繰り返し。そして、最大の感染者数の第5波、ワクチンをどうしょうか?と頭を悩ませたり、家族や周りの人達と感染症に対する考え方の相違があったり...生きてきた中で経験をしたことがない生活になり、今まで考えもしなかったようなことを考える生活が1年半以上続いている。

みなさんもこのコロナ禍でまったく生活に変化がなかった人はいないはずだ。

テレワーク、

学校の休校、

感染を気にしながらの通勤や外出、

仕事が減った方、

逆に仕事が増えた方、

...などなど

「生活が変化する」というのはエネルギーをとても使う。

例えば、

入学する

就職する

転職する

子供が産まれる

病気になる

家族が亡くなる

など...

みなさんも何かしら生活が変化する経験があるだろう。新しい生活に慣れるまでに結構なエネルギーを使い疲れてしまったことはないだろうか。五月病なんて病があるぐらいだ。もちろん、新しい生活にワクワクしたり楽しいこともある。そういう時は疲れを感じなかったり、疲れても心地よい疲労感になったり、達成感に変換できる。

しかし、今回のパンデミックによる生活の変化はワクワクすることではなく、○○を始めるぞ!新しいチャレンジをするぞ!と自分の意思で始めたことでもなく、入学や就職や転職などのようにこの日から変化が始まるとわかっているものでもなく、突如、生活の変化を強要された。災害や戦争などによって無理矢理今までの生活から変化させられることもあるが、それはごく一部の限られた人でしか起こらず、今の日本ではあまりないことだ。

しかし、今回は日本に限らず世界全体で無理矢理に生活を変化させられた。なかなかない経験でもあるが、大きな変化というのはそれだけ肉体的、精神的にもストレスがかかる。しかも、自分の力ではなんともならないことは余計にストレスになる。

コロナ前でもストレスになるようなことはあった。でも、ガス抜きができた。

旅に出たり、

友人とおしゃべり、

おいしいものを食べに行く、

飲みに行く、

コンサートに行く、

などなど...

ストレスがあっても発散することができた。

しかし、ご存知の通りストレス発散もままならず...

世の中には変化に柔軟に対応できる人とできない人がいる。

なるべく自分の生活は変化がない方が心地よい人、

生活に刺激はあまり必要がない人、

自分のペースで日々をおくりたい人、

自分の意思とは関係ない外的な要因で自分の生活のペースが崩されることにストレスを感じてしまう人、

そのような人には急激な生活の変化は大きなストレスになる。

逆に、生活に刺激が必要な人、

変化に柔軟に対応できる人もいる。

柔軟にコロナ禍を過ごしている方もいるだろう。

しかし、変化に柔軟に対応できる人でもあまりに変化が大きすぎたり、変化するものが多すぎたりすればストレスになってしまうこともある。

ストレスとなることから離れることが手っ取り早く問題を改善できる。とは言え、ウイルスはなくならない。第6波も第5波よりも大きくなることはなくても遅かれ早かれ来るだろう。コロナのことは考えずにいたいが、まったく考えないでマスクを外して「イェ~ィ♪」とはっちゃけるわけもにもいかないのが現状だ。

どうしたものやら、と考えた結果。塾長は新しいことをやるのをやめた。なんとなく世の中の風潮的に自粛期間中に新しいチャレンジをしてみよう的な感じがあった。

資格取得にチャレンジ、

普段作らない料理やお菓子作りにチャレンジ、

新しい趣味をはじめる、

筋トレを始める、

副業を始める、

などなど...

新しいことをすることを否定しているわけではない。しかし、新しいことはエネルギーもそれなりにいる。ただでさえ生活に大きな変化があり、新しい生活様式をしなければならないという状態で新しいチャレンジはエネルギーをさらに消耗する。

実は、塾長もいくつか昨年の自粛期間中に新しいチャレンジをしてしまった。新たな発見もあったのでそれはそれで良かった。しかし、新しい生活、新しいことにエネルギーを消費してしまった結果、気候の変化もプラスされて今頃になってグッタリしてしまった。新しい勉強をはじめたり、新しい本を読んだり、オンラインで新作映画をみたり、最初は楽しんでいたつもりだったが、それが実はエネルギーを消耗していた。勉強や読書、映画鑑賞は楽しいことだが、ドキドキ、ワクワクもエネルギーを消耗する。始めてみる映画や本を読んで感情が揺さぶられて鑑賞後や読後にぐったり疲れることはないだろうか。コロナによる不安や緊張、生活の変化、さらにはドキドキ、ワクワクで交感神経が優位になりすぎて眠りが浅くなったり、なんとなく眠れない日が続いてエネルギーを充電できず疲れてしまった。

新しいことに疲れてしまった人は、あえて新しいことはせずにいることも大切だ。塾長もあえて新作の映画や新しい本に手を付けないようにした。結末が分かっている方が、ドキドキ、ワクワクはないが疲れないのだ。新しい勉強も一旦お休みにして復習に徹することにした。復習も忘れていることもあったり、新たな発見があったり、新しい解釈ができたりして楽しいものである。新しいことをやる、新しいチャレンジをすることが心身の健康に悪影響をもたらすこともあることも知っておこう。

まわりで新しいチャレンジをする人が多くいても気にすることはない。自分は自分だ。

1年半以上新しい生活のために我々は頑張ってきた。それでだけで十分なチャレンジしたことになる。心身が健康になれば自然と新しいことにチャレンジしたい気持ちがわいてくる。

どうしても変化に対応しなければらないこともある。感染者数も減りつつあるがコロナ前のような生活に戻るにはもう少し時間がかかるかもしれないし、新しい生活の変化を受け入れざる得ないこともあるだろう。そこは、柔軟に受け入れよう。

また、人によってはどうしても新しいチャレンジをしなければならない方もいるだろう。そういう方はもちろんチャレンジしよう。でも、何もやらない日、何も考えない時間を「あえて」作ってエネルギーを充電して消耗しきらないように気をつけて欲しい。

最後に...

休んでも気持ちが重たいままだったり、体の不調が続いている場合には、躊躇なくしかるべき医療機関で診てもらおう。精神疾患やなにか肉体の病気が隠れている場合もある。

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